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授業支援ツールについて考える
今日から本格的に大学の講義が始まった。僕の初回は健康栄養学科でおこなう情報処理論からスタート。
学生も今日から初めての授業ですが、実は僕も教室の情報機器が更新されて始めて実際に新しいものを使った日でした。
コンピュータをリニューアルしたと同時に授業支援ツールもリニューアルしました。
以前に使っていたものは英語の授業用にも使えるようにとCALLシステムを使っていたのですが、かなり高機能なものでした。今回リニューアルしたのはCALLではなくて純粋に次情報関係授業でつかうための授業支援ツールです。
同じようなソフトは様々な会社から開発販売されています。
どの支援ソフトも使える機能は似たりよったり。しかし微妙に設計思想が異なっています。利用者への配慮がどこまで設計思想に組み込まれているかで、使い心地がかなり違ってきます。
価格も高いものから比較的安価なものまでさまざまなものがあります。
今回導入した授業支援ソフトも欲しい機能はほぼ揃っています。しかし、微妙なところで利用者である教員への配慮に欠ける部分が使ってみると見えてきました。
デュアルモニターで管理用ソフトを立ち上げ、もう一方のモニタを学生への提示モニタとして利用するのですが、管理用ソフトはすべて学生には見えない側のモニタに起動したくても提示モニタ側に起動してから移動させなければならなかったり。
大学の授業では教員側のPCから学生PCへの介入はあまりすることはないのですが、小中高校などではそうもいかず、全員に提示するものと介入して教員側から操作している場面とは切り離したい時があります。
授業で様々な使い方をしてみて、ソフトウェア設計者がどこまで利用者の動作を予測し支援することができるかを深く理解できる設計者とそうでない場合では、ちょっとしたことで差が出てしまうということを再度実感しました。
これは価格だけの問題ではなく設計思想の問題です。


東大阪大学・東大阪大短期大学部
東大阪大学情報教育センター

太田研究室

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| etc | 11:50 PM | comments (x) | trackback (x) |
面倒見が良いという勘違い
学生が自立して自らが問題を解決していく能力を養わなければならないのだが、面倒見が良い教育ということを勘違いして何から何まで失敗する前にてを差し伸べてしまう勘違い教育が広がっているように思う。
失敗から学ぶということは自立ということを考えると非常に大切なことだ。
学生が失敗したときには全力でフォローしてやればよいところを、失敗しないように事前にてを差し伸べすぎて、結局学生が自立できることを阻害していることが多い。
大学が高校化し、中学校が小学校し、小学校が幼稚園化する。その結果大人になっても自らが問題を発見しそしてその問題を解決する能力が育たず、国際競争力までもが低下するという悪循環に日本の教育が陥っているのではないかと最近よく感じる。
面倒見がよいということを勘違いした教員も増えているんじゃないだろうか。
自分の教育が単なる自己満足なのか本当に学生の自立ということを考えているかということを考えてほしい。


東大阪大学・東大阪大短期大学部
東大阪大学情報教育センター

太田研究室

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| etc | 12:58 AM | comments (x) | trackback (x) |
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