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2009,04,09, Thursday
18世紀に起こった産業革命に匹敵するほどの社会環境やライフスタイルに変化をもたらしている情報革命。
この情報革命のまっただ中にいる。産業革命では農業(伝統的農業)を基盤とする社会から、工業(近代産業)を基盤とする社会への移行がおこった。 農村から都市への人口移動や、賃金労働という変化は、「人と人」とのコミュニケーションの方法に直接的な大きな変化はもたらせていない。その産業革命で直接的に影響を受けたのは大人の社会であって、その中にいた子どもは大人社会の変化を間接的に受けたのであるが、現代の情報革命の中では、大人だけではなく、子ども達にも直接的なライフスタイルの変化をもたらしている。 大きく社会構造やライフスタイルが変わろうとするとき、以前のスタイルを守ろうとする保守派と変化を受け入れ自らも変わろうとする革新派が生まれる。 子ども達のほとんどは革新派に位置するが、子どもが多くの時間をすごす学校という社会にいる大人である教師の多くが保守派だ。 現代の情報革命が起こっているこの社会では、インターネットを介してあふれるほどの情報を簡単に自分のもとへ取り込むことができると同時に、このインターネットを利用して、コミュニケーションの方法にまで変化をもたらした。 しかし、多くの教師はインターネットを介したコミュニケーション方法を子どもが利用することに対して、否定的な意見を持っている。 また、子どもを犯罪に巻き込もうとする大人も少なからず存在する。 本来、正しく利用できればインターネット上で出来上がるコミュニティは、高齢者から子どもまでが平等に意見の交換ができ、それぞれの個性を認め合いながら、共に生きる「共生社会」が実現できるのだが、そんなにうまくいかないのも現実だ。 理想と現実派違うと言われればそれまでだが、社会環境やライフスタイルの変化は確実に起こっている。 そして、ものごとを計る尺度は変わってきているが、古い物差ししか持ち合わせていない大人も多い。 これからみんなどこへ進もうとしているんだろうか。。。 ■東大阪大学・東大阪大短期大学部 ■東大阪大学情報教育センター ■太田研究室
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