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フォントについて考える
ちょっとしたことですが、Windowsだけを使っていると気づかないのがフォント。
ブラウザでWebを見ている時や、授業の教材を作るときなど、内容はともかくフォントが美しいかということが気になります。Microsoftのフォントしか使っていないとさほど気にならないのですが、日本語フォントでいえばMacに入っているヒラギノ、英字ならHelveticaなどと比べるとMSフォントが美しいとは思えなくなります。
文書を作成するときにフォントの美しさを意識するとかなり見やすいものができます。
学校で使う教材を作成するときにフォントを意識して作っている人は意外と少ない。自作のチラシなどもそうです。フォントを買うということを考える人も少ないのではないでしょうか。
日本語はアルファベットと比べると文字の種類が驚くほど多く、フォントを作成するだけでも、アルファベットなら20数文字、日本語だとひらがなに加えてカタカナ、漢字、ものすごい数があります。
日本語フォントを買うということはそれだけのデザインされた文字を考えると高いのも当然ですが、それなりに説得力のある文書が作成できます。
教員養成大学ではプリント教材の作成方法なども学習しますが、それは各教科それぞれのねらいや指導内容についてです。理解しやすく見せるための工夫ということにはあまり重点はおかれません。
しかし少しのデザインの工夫で使いやすく見やすく、そして理解しやすい教材というのはその出来が違ってきます。
教育の分野だけではなく、様々な分野でデザインというものは非常に重要なのですが、デザイン教育はどの分野でも重要視されていないということが現状です。
世界は人と人がつながりながら動いている。そこにはデザインするということが重要な要素になるんじゃないかと思う。


東大阪大学・東大阪大短期大学部
東大阪大学情報教育センター

太田研究室

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