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体罰隠蔽 -あなたは誰を守っているのか-
バスケットボール部の生徒が顧問から体罰を受けた翌日に自殺した高校で、バレーボール部顧問の男性教諭(35)も昨年11月に体罰をしていたことが分かった。市教委が10日発表した。バレー部の顧問は一昨年秋に体罰で停職処分を受け、昨年春に指導に復帰していた。校長は事実を把握しながら市教委に報告せず、顧問も虚偽の説明をしていた。学校ぐるみでの隠蔽が明らかになった。
(中略)市教委によると、今回の体罰は12年11月8日、早朝練習中に起きた。生徒の態度が悪いなどとして、頭を平手で2回たたいたという。生徒にけがはなく、顧問は生徒と保護者に謝罪。校長は同月15日に報告を受けたが、市教委には報告しなかった。
同校は今月9日、バスケ部員の自殺について説明会を開き、参加者が「バレー部の顧問がまた体罰をしている」と指摘。説明会後の記者会見で記者団が体罰の有無をただしたが、校長は事実を隠し、顧問は市教委職員を通じて「処分後は体罰をしていない」と説明していた。
しかし、市教委が10日に再確認すると、顧問は一転、「11月に体罰をした。立場をわきまえていなかった」と認めたという。
(毎日新聞)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20130110/Mainichi_20130111k0000m040112000c.html

同校の校長は「以前停職処分を受けている教諭の将来を考えた」と述べたという。
校長は一番守るべき者は生徒であるということを考えず、身内の将来、というより自分自身を守るために隠蔽したととられても仕方がない。
隠蔽体質が学校にある上に、市教委によると、男子生徒が自殺したのは昨年12月23日。体罰に悩んでいた内容のメモが残されており、顧問の教諭が体罰を認めたため、市教委の指示で学校は、4日後の27日、体罰の実態や他の生徒への被害を調べる目的で男女のバスケットボール部員50人(男子20人、女子30人)に無記名の緊急アンケートを行ったのはいいが、学校と市教委は回答に目を通しただけで、ほぼ半月間データを集計せず、分析もしていなかった。
教育委員会にも学校にも根深い問題がある。
教師の体罰というより暴行がまかり通るような学校がある限りいじめ問題も無くならないのではないだろうか。


東大阪大学・東大阪大短期大学部
東大阪大学情報教育センター

太田研究室

  


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