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2013,09,09, Monday
「平成23年度学校における教育の情報化に関する調査結果(平成24年3月1日現在 )」で学校におけるICT環境の整備状況がまとめられている。
気になるのは都道府県別のICT環境の整備状況の調査結果で、普通教室でのLANの整備状況や高速インターネット接続率(30Mbps以上)では、地域によってその整備状況が進んでいる地域と、まったく進んでいない地域が存在することだ。 学校の設備環境はそこに学ぶ生徒たちにはどうすることもできず、各都道府県の整備に委ねるしかない。 デジタル教科書やタブレットの導入など様々なICT活用教育が盛んに言われているが、クラウドに置かれた教材にはアクセスすることもできず、ただ端末内のアプリを使うだけの都道府県とネット環境を利用した様々なコンテンツを利用できる都道府県が出てしまう。 そもそも普通教室にLANが設置されていなければ、閉ざされた環境でのICT活用にとどまる。 地域間のデジタルデバイドに加え、所得格差によるデジタルデバイド、世代間のデジタルデバイド、そして学校で授業を担当する教員のデジタルデバイド。 ICTを活用した教育をすべての学校の生徒が受けるには、まだまだ環境は整っていない。 「平成23年度学校における教育の情報化に関する調査結果(平成24年3月1日現在 )」 にほんブログ村 ■東大阪大学・東大阪大短期大学部 ■東大阪大学情報教育センター ■太田研究室 ツイート
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