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2010,02,06, Saturday
ある掲示板上で若者の味覚について話題になっている。
「寿司はサビ抜きで」 若者のワサビ・からし離れ進む…「ゲームやネットしながら食べる等、味に関心薄く、未成熟」というもの。 「ゲームやネットしながら食べる・・・」とコンピュータづけのような見出しだ。 新聞の記事では、記事の終に「若い世代は従来より、味覚が未成熟な状態といえるかもしれない。ゲームやインターネットをしながらの『ながら飲食』の傾向もあり、味への関心が薄らいでいるのではないか」という調査をおこなったところのコメントを載せている。 若者にだって味への関心はあるし、美味しいものは美味しいし、まずいものはますい。 食の好みの変化であって、ワサビ離れは味覚障害ではない。 昔から保守的な大人は、若者のライフスタイルの変化をこころよく思わない人が多く、その度に新しいメディアのせいにして、自分を返り見ず批判してきた。 そういえば、おそらく現代の若者を批判している大人たちが若かった頃、今から30年ほど前には、「カレーライスにソースをかける人」がたくさんいたような気がする。 僕にとっては「わさび抜きの寿司」より「カレーライスにソース」のほうが気持ち悪い。 そして、30年前の甘ったるいバタークリームのケーキより、今食べる甘さの少ないケーキの方がよほど美味しい。 いつの時代も、保守的な大人は、若者の趣味や嗜好が気に入らないんだろう。 しかし、公共でのマナーは大人たちより若者のほうが良くなっているような気がしてならない。 ■東大阪大学・東大阪大短期大学部 ■東大阪大学情報教育センター ■Media Art Project ■太田研究室
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