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2009,11,02, Monday
多くの企業や組織ではその職位によってアクセスできる情報に差があります。これはコンピュータネットワーク上だけに限らず全ての情報でそのようになっています。
また情報の流通も自由に相互が結ばれているのではなく決まった順序で、上から下へ、または下から上へと流れていきます。 それが秩序だと言えばそれまでですが、一方、その所属する組織を離れネット社会を考えてみると、BBSやSNS上では職位や所属、性別や年齢等は関係なく情報が流通し、活発な議論が繰り広げられその中から新しいアイデアやサービスが生まれています。 従来の情報流通では、最終に届けたい相手に届くまでの間に多くの人間というフィルターを通過していく課程で、変化してしまうことが非常に多いのではないでしょうか。 これも良いように考えるとクッションとなって良い効果をもたらすことがないわけでもありませんが。 これからの社会を構成していく若者たちは物心ついてコンピュータに触れるようになった時にはすでに、インターネットがあり溢れんばかりの情報が瞬時に手に入るネット社会を経験しながら成長し、社会の一員となっていきます。 こうしたデジタルネイティブと呼ばれる若者の組織運営がどのように変化していくのか、非常に楽しみです。 実際に、現在の企業組織の運営方法とは全く違った、情報流通と情報公開を行っている企業が登場し始めています。 企業の役員会議の録音データやをグループウェア上で全ての社員に公開していたり、上司と部下の個別面談の様子までも音声データで社員全員が共有しているところも出ています。 社員個別の悩みまでも共有することによって、そこにはお互いのフォローや新商品開発のアイデアが生まれています。 産業革命以来の大きな社会変革として情報革命といわれ、人々の生活スタイルも変わり始めていますが、デジタルネイティブたちの社会進出に伴って組織のあり方の大きな変化が、近い将来やってくるでしょう。 ![]() ■東大阪大学・東大阪大短期大学部 ■東大阪大学情報教育センター ■Media Art Project ■太田研究室
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